ソリトンウエーブ液晶 カラーLCDおよびモノクロLCDの調査
このグラフィック液晶は回路やデータシート、プログラムサンプルがソリトンウエーブ社のサイトにあるので、解析する必要もないのですが、一応調べてみることにしました。
NOKIA 6610 128x128ピクセル TFT 12bit カラーLCD(バックライト付)
カラー液晶 (カラーLCDセットで購入、なお液晶と基板の別々でも購入できるようです)
Sparkfunとシルク印刷があるキャリー基板(上)とカラー液晶(下)
カラー液晶とキャリー基板はとくに、固定するものがありません。実装する際はなんらかの固定が必要です。また、カラー液晶の左の四角い突起はコネクタで基板の同位置のコネクタに合わせます。しかし、このコネクタにはラッチ機構がなく、指で押さえていないと宙に浮きます。要するに、上から液晶とコネクタを押さえる何かが必要です。この液晶は携帯電話用らしいので、筐体に組み込んだ際にはがっちり固定されるということだと思います。
以下はソリトンウエーブ社のサイトから抜粋
6.5VでLEDのバックライトを運転するために3.3Vだけを必要として、この電圧を上げます。キャリー基板は電源を作成しているようです。なお、この基板がないと液晶のコネクタが特殊なので接続が難しです。
NOKIA 3310 84x48ピクセル モノクロLCD
モノクロ液晶
カラー液晶にくらべ薄いです。コネクタは特殊ですが、1.1mmくらいのピッチなので線材を直に出しても問題ないと思います。
大きさの比較
カラー液晶(左)とモノクロ液晶(右)
カラー液晶のサイズ 33mm×33mm(液晶部分と枠)バックライトを点灯させないと液晶正味のサイズがわかりませんでした。
モノクロ液晶のサイズ 37mm×27mm(液晶部分のみ)
以下 2007.7.7追加
実験回路
電源 ACアダプター DC出力3.0V 2A(秋月製 Model No NP12-1S0320)
CarryBoard使用(コネクタはCarryBoardに実装済み、別途購入不要です)
CarryBoard内部では、VCC3.0V時に内部で6.9V(負荷有り)に昇圧しています。この電圧はバックライト(白色LED)の電圧として使用されています。
CaryyBoardの3つのジャンパー(JC1,JC2,JC3)は出荷時に半田ショート(JC5,JC6,JC7)されているので使用しません。マイコン制御する場合は反対側のコネクタ(8ピンのHeader2)にジャンパー(JC1,JC2,JC3)の信号が出ているので、そちらを使用することになります。ただしその場合、基板上にある半田ショート(JC5,JC6,JC7)の半田を取り除く必要があります。JCについてはソリトンウエーブにあるキャリーボード回路図を参照してください。
今回マイコンとの通信をHeader1(上の回路図H1)だけ使用しました。これは電源を含め以下の6ピンだけの接続なので非常に簡単です。
VCC DC3V(マニュアルには3.3Vとありますが3Vでも動作しました)
SCLK シリアルデータのクロック
SDATA シリアルデータ
CS チップセレクト
RST リセット
GND グランド
マイコンはアトメルAVRのATMega168-20を使用しました。内部クロックの8MHz動作です。
実験ソフト
ソリトンウエーブにあるサンプルソースから、AVRStudio4 Ver4.12 にてプロジェクトを作りました。
変更点はオリジナルがPORTB(PB2,PB3,PB4,PB5)の4本を使用していたのを、PORTC(PC2,PC3,PC4,PC5)の4本に変更しただけです。
当初SPI通信しているらしいので、SPIの機能を使用するのかと思っていたのですが、そうではなく単純にIOポートで出力しているだけでした。
ソフトの動作内容はまだ解析中です。初期化ルーチンをざっとみたところ、液晶のRESETをしてから、起動コマンド後、電子ボリューム(コントラスト?)の設定、RGBのカラーテーブルの設定、バックグランドを単色でうめるなどの初期化をやっていました。初期化の最後にコントラストアジャスト用ループがあるのですが、ループ回数やループディレイは個体差があるようなコメントがしてあります。

サンプルソフトで気になるところがあります。この液晶は4096色でるらしいのですが、ソフト上はその4096色を表示しようとしているようです。しかし、中央のピンクから白へグラデーションしか表示していません。ソリトンウエーブからサンプルソフトをダウンロードすると、ソースと一緒に液晶の表示画像もついてくるのですが、わざとぼやけた画像になっていて、実際はどんな表示になるのか不明なのです。4096色だすにはまだなにか必要なのかもしれません。
その他
以下の2つのサイトはサンプルソースに書いてあります。
本家のサイトをみると、やはり画像がぼけぼけです。おもしろいですね(笑) ただ、最後の写真が4096色のものかもしれないと想像しています。最後の一つ前の画像は、今回のグラデーションのような気もします。
Thomas Pfeifer's HomepageというNOKIA6100液晶をAVRマイコンで使用しているサイトです。残念ながらこの液晶には以下の2種類のコントローラがあって、ソリトンウエーブで販売している液晶では使用できないことがわかりました。かなり残念です。このサイトにはPCからシリアル通信で画像をAVRへ送るサンプルもあるので使用してみたかったです。
Epson S1D15G10 コントローラ搭載 (ソリトンウエーブで販売しているNokia6610液晶)
Philips PCF8833 コントローラ搭載
SparkFunのDocumentコーナーにはいろいろサンプルソースやデータシートがあるようです。ちらっとみたらNokia6100用のフォント表示サンプルもありました。Noika6610でも使用できると思います。SparkFunで販売しているものはEpson S1D15G10コントローラ搭載なので期待大です。
フォント表示サンプル(ATmega8 example code from SFE)を動かしてみました。ポートやビット設定が決めうちなので変更がたくさんありました。GNUライセンスなので変更したものをここに公開しておきます。 作者のCathy Saxtonさんありがとう。AVRStudio4 Ver4.12でプロジェクトを作りました。
OLIMEXのサイトにもMSP430-4619LCDというこの液晶用のボードがあります。MSP430用ですが、DEMO CODEは参考になると思います。OLIMEXの情報はGO2さんからいただきました。感謝です。
コントローラがどちらなのかは調査中です。